第3回BUYMA海外MeetUp I コロナで売上減の今こそ必要なバイマの基礎
私は、所属するコミュニティーで「海外MeetUP」というWebミーティングを定期的に行っています。
「海外MeetUp」とは、そのコミュニティーに所属する海外在住のバイマショッパーさんを中心に、日ごろの悩みや質問を相談したり、現地在住者だけが知っている情報を共有し合い、今後のバイマ活動に活かしていくことを目的にしています。
今回は、新型コロナの影響で売上が不安定な中、「海外の買付最新情報」と「緊急時に強いショッパーになるためのバイマの基礎」というテーマで開催をしました。
前回の記事はこちらから↓
第2回BUYMA海外Meet Up | コロナウィルスの影響と買付事情
第1回BUYMA海外Meet Up | コロナウィルスの影響と買付事情
コミュニティーに所属しない限り、周りにバイマを相談する相手がおらず、孤立無援な状態のショッパーさんがほとんどです。売上が上がらない今、いったい何をどうしたらいいのか・・さえも分からず不安になる方も多いのではないかと思います。
そんな不安を少しでも和らげることができればと、「海外MeetUp」で共有した情報を前回に引き続きシェアさせていただきます。
コロナ影響下の買付事情(5月18日現在最新情報)
3月に始まったロックダウンから2月以上が経ち、ヨーロッパやアメリカでは、経済活動再開に向けて段階的な解除が始まっています。バイマショッパーとしては待ちに待った再開ですが、まだまだ国ごとに規制があり、楽観的な気分になるにはもう一息といったところです。
買付をスムーズに行うために、最新の現地情報を得ることは必須です。ニュースでは伝わってこない、現地在住の海外MeetUpメンバーさんから集めた生の最新情報をお伝えします。(※2020年5月18日現在)
海外発送で気を付ける大切なこと
海外在住の買付パートナーさんと提携して、商品を発送する方が多いかと思います。
経済再開になった安心感から、以前のような依頼をしてしまうと買付パートナーさんの離脱に繋がってしまう可能性があります。
というのも、ヨーロッパ、北米では、日本に比べて規制が多く、注意すべきことがあるからです。
郵便局から発送をする場合、多くの国でまだまだこのような規制があります。
●マスク着用の義務
●入場制限あり
●ソーシャルディスタンスの徹底
つまり、発送をするたびにパートーさんは列に並ぶ必要があるという状況が続いています。
事前にオンラインで発送ラベル・支払いを済ませた場合でも、郵便局によっては入場制限のため列に並ぶことになります。場合によっては1時間以上、荷物を抱えたまま、最悪の場合、お子さんと一緒に並んでいる可能性もあります。
依頼をするたびに、現地の状況、どのくらい並んで発送してくださっているのか、買付パートナーさんにヒアリングをすることをお勧めします。
大切なパートナーさんへの配慮ができる依頼主になることで、よりよい関係が構築できるきかっけに繋がると思います。
ドイツDHL発送の落とし穴
ここ最近、ドイツのDeutsche Post DHLを利用して発送した荷物のトラブルが数件、メンバーさんから報告されています。
●荷物を発送後、1ケ月以上経って送り主に差し戻しされた
●荷物発送受付局で支払った送料が本局で送料不足と判断され、送り主に差し戻しをされた
●差し戻し荷物の送料を返金拒否された
●発送後、空港で1ケ月以上待機したまま、荷物が動かない
現地買付スタッフさんからも、ドイツポストの受付内容の変更が頻繁にあり、郵便局員の理解が一致していないためにトラブルが頻発するケースも報告されています。
●日本行のDHL Packet Internationalは当面の間、サービス停止(※2kg以上の小包)
●Warenpost items and small packagesのサービスは再開(※2kg以下の小包)
私自身も、一旦発送ができた商品が差し戻しをされてしまった荷物が3口あり、送料の返金を交渉しましたが規定を理由に拒否されています。送料の再支払いも痛いですが、それよりも差し戻しまでの時間的ロスが一番のネックと感じています。
お客様にスムーズにお届けすることを最優先事項とし、差し戻しされる時間ロスを考慮すると、送料は高くなりますがUPSやFedExの利用も検討しておいたほうがよいかと思います。
バイマプレミアムパーソナルショッパー Aiの視点
2月に始まったコロナの影響は、5月に入ってもまだバイマの売上に影響を及ぼす気配が続いています。残念なことですが、今年いっぱいこの傾向を引きずる可能性も多いと予想します。
そこで下記のテーマを深く掘り下げてディスカッションしていきました。
売上低迷期におけるバイマの基礎とは?
売上低迷期には、一般的に売上アップに直結する積極的な行動にのみ目を向けがちになります。
それ自体は全く間違っていません。
反対に目先を変えて、今だからこそバイマの基礎を見直すことで、稼ぎ続けることができる強いショッパーに成長する結果に結びつくこともあります。
この視点から今回の海外MeetUpでは、「緊急時に強いショッパーになるためのバイマの基礎」として何ができるのか?、を参加メンバーさんと勉強しました。
今回はその中でも、特に白熱したテーマを代表して共有したいと思います。
リクエスト受付中商品の取扱いはバイマショッパーの永遠のテーマ
リクエスト受付中となった商品の取扱い方は、ショッパー仲間と何度ディスカッションをしても明確は答えが出にくく、多くのショッパーにとって永遠の悩みTOP10に入るテーマです。
なぜそこまで気にする必要があり作業なのでしょうか?
それは、この状態のまま放置しておくと、お客様が購入することができず売上の機会を損失してしまうからです。
●予め設定した購入期限が切れた場合
●在庫切れなどで、「買付できる合計数量」が0になっている場合
ディスカッションは白熱し、その取扱い方法で面白い構図が現れました。
●出品期間延長: 出品期間を延長して、再度出品状態に戻す方法
●再出品:同じ商品を新規出品しなおす方法
それぞれ違う効果が期待でき、どちらも正解と言える対処方法です。
すぐにでも販売ができる状態にしたいという理由から、簡単な作業で済む出品期間延長を選ぶ場合が多いかと思います。その場合は、この方法で最大の難関と言える落とし穴の存在を理解し、解決方法を一緒に考える必要があります。
プレミアムパーソナルショッパーの私がこの課題をどう考え対処しているかについては、下記リンク先の記事で詳しく説明しています。お勧めの記事ですので是非読んでみて下さい。
何故、バイマの利益が手元に残らないのか?
バイマはビジネスですから、「お金と経理」は重要なトピックです。
●売上が上がっている間は問題なく支払いができた経費が、売上低迷の現状下では利益を逼迫して辛い・・・ ●経費だけで利益が飛び、生活費にするはずのお金が残らない・・・ ●決済保留が増え、買付商品代金の支払いや資金繰りが厳しい・・・
平易に表現すると、「私が儲けた利益は一体どこにいったの??」という疑問です。
ここ2~3ケ月の売上減で経費の支払いが営業利益を圧迫している状態は私も同じです。
でも、外注報酬を含めた経費の支払いに問題はなく、手元に利益残っています。
利益が残るからこそ理想のライフスタイルを実現できますので、「お金と経理」の視点をまた別記事にて解説したいと思います。
この機会にあなたの利益の行方を一度追ってみてください。意外な盲点に気が付くきっかけになると思います。