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~マーケのプロがコッソリ教える差がつくバイマ戦略~

第2回BUYMA海外Meet Up | コロナウィルスの影響と買付事情

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カリフォルニア在住の現役バイマプレミアムパーソナルショッパー。 誰もが知る”あの高級5つ星ホテル"のマーケティング経歴とMBAを活かし、アメリカで起業。 動物保護団体へのサポート支援を目標に、バイマで『最高月利280万円』『メンズ売り上げ第1位』、『3年連続月利100万円以上』の記録を継続中!。 会社員を卒業し、「今いる場所で実現したい自分にたどり着く」ため、自分の人生を自分でコントロールするアメリカ的BOSSライフスタイルを実行中。 ※※このブログの作者はAi@The Boss Life in Californiaであり、著作権は全てAi@The Boss Life in Californiaに帰属します。 ※※公式メルマガ Ai@バイマのBOSS ➡https://mail.californiastory.jp/optin

 

私は、所属するコミュニティーで「海外MeetUP」というWebミーティングを定期的に行っています。

 

「海外MeetUp」とは、そのコミュニティーに所属する海外在住のバイマショッパーさんを中心に、日ごろの悩みや質問を相談したり、現地在住者だけが知っている情報を共有し合い、今後のバイマ活動に活かしていくことを目的にしています。

 

 

前回に引き続き「新型コロナウィルスが及ぼす買付への影響とバイマの売上げ」というテーマで開催をしました。

 

前回の記事はこちらから↓

https://californiastory.jp/buyma_meetup_1/

 

 

一人で作業をされているショッパーさんが今回のような事態の中で、海外の状況が分からず不安になっている方が多いと思います。

 

そんな不安を少しでも和らげることができればと、「海外MeetUp」で共有した情報を前回に引き続きシェアさせていただきます。

 

 

アメリカの現在: 自宅待機措置と日常生活

 

※引用元: San Francisco Chronicle

 

3月初めには政府もメディアも新型コロナの感染をどこか他人事のように扱っていたアメリカですが、今日現在で感染者数が世界で最多になってしまいました。

 

 

アメリカは3月25日現在、多くの州で自宅待機 (Shelter on Place)の命令が発動されています。

日常生活で普通にあったことから急に遮断され、日々の生活が甘やかされていたことにふと気が付く毎日です。

 

バイマの買付けには直接関係がない内容のようですが、一足先に自宅待機を行っているカリフォルニアに住むショッパーとして、この状況が日本でも起こったらショッパー活動にどんな制限がでるかを考えるきっかけになればとシェアをしたいと思います

 

 

1-1: 自宅待機 (Shelter in Place)でできること、できないこと

 

※引用元: San Francisco Chronicle

 

私の住むシリコンバレーからサンフランシスコは全米で最初にこの自宅待機が出され、すでに11日が経とうとしています。

その以前から社員への危機管理として多くの会社がテレワークに変更を始めていたため、2週間以上自宅待機という方も多いかと思います。

 

 

自宅待機と言ってもイタリア、スペイン、フランスなどヨーロッパのlockdown (自宅隔離)よりも規制が緩い内容です。

 

日常品の買い物、通院などに加えて、健康を維持するための最低限の散歩、犬の散歩などの外出も許可されています。
但し、散歩などは自分一人または家族のみなど大人数で行うことは禁止です。

 

 

どこの国にも、要請を無視して自己勝手に遊びに出かける人達が残念ながら存在しています。

このため最初は許可されていたハイキングやビーチでの散歩なども、お出かけ気分で人が殺到し現在は州の公園やビーチなどが閉鎖されてしまいました。

 

 

1-2: 生活に絶対必要なビジネス以外はすべて閉鎖

 

※引用元: San Francisco Chronicle

生活に必須なビジネス以外はすべて営業停止となっています。(essential business)

 

今のところ4月7日まではこの状態が続きますが、感染者数が急増しているためむしろ延長の可能性が高いのではと考えています。

 

Essential Business とは
 病院、生きるために必要である食料品や日用品を扱う店舗、薬局、警察・消防署、公共交通、配送会社、インフラ、金融機関、ガソリンスタンド、レストラン・カフェ(テイクアウト・デリバリー限定)など

 

州政府が明確なガイドラインを発表したにも関わらず、自分勝手に理解をして営業を続けている店舗があり警察から違反金通告を受けるケースも発生しています。

 

バイマの活動に関係があるところでは営業しているのは、

  • 郵便局、FedEx、UPSなどの配送機関
  • Office Depot、target、Walmartなど日用品を販売する店舗(梱包材などの購入可能)

 

配送機関を除き、買付けに必要な肝心のショップはすべて閉鎖しています。

  • デパート
  • ブランドショップ
  • ショッピングモール

 

病院の中でも緊急を要しない歯医者、目医者、カイロプラクティック、鍼灸などは営業停止をしています。

美容院、エステ、スパ、ネイルもすべて閉鎖中なので、自宅隔離終了時には髪がぼさぼさ・・という悲惨な状態になりそうです。

 

レストラン、カフェは持ち帰りやドライブスルーのみに制限され、スマホからのオーダーに対応できていないお店は休業を余儀なくされています。

その一方、マクドナルドがデリバリーを始めたり、バーからカクテルが持ち帰りできたり、とカリフォルニアらしいビジネスアイデアで生き残りをかけるお店もあります。

 

1-3: 東京でも始まった『パニック買い』

 


自宅隔離要請が発動されて、最初に起こったのが食料品など備蓄品の「パニック買い」です。

 

コストコやあらゆるスーパーの棚からトイレットペーパーからハンドソープ、食料品が一瞬にして消えた当時は不気味な恐ろしさを感じる人が多かったと思います。

 

一体何が始まっているのか、とまるで映画を見ているような不思議な感覚です。

 

そんな買い占めに走った住人達も最近では冷静さを取り戻しつつあり、スーパーで買い物かごを覗くと必要な食料品だけを購入している人が多くなった気がします。

 

人々が現状に適応を始め、それに比例してスーパーの棚に食料品が戻りパニック買いになる以前のように買い物ができるまでに回復しました。

 

とはいえ、Social distancing (社会的距離)、他者との間に約1.8mの距離を保つことが求められているため、スーパーや郵便局などでは入店のための長い行列ができています。

 

Social distancing (社会的距離)例

3月上旬でさえもこのような状況になることを誰も想像だにしていなかったまるでSF映画のような事態が現実の世界で起こっています。

 

※この内容はあくまで北カリフォルニア、シリコンバレー在住の私の個人的感想です。地域によって状況は異なる場合があります。

 

 

新型コロナによる各国の買付状況最新版

 

海外MeetUp開催後、日々状況が変化しています。

海外在のバイマショッパーさんから聞き取りをした情報を追加して各国の買付けに関わる情報をハイライトします。

 

正直なところ前回の「海外MeetUp」から良くも悪くも劇的に変化した現地の様子は感じられませんでした。

 

バイマショッパー活動に多大な影響を与える危機的な新情報はないようですが、だからといって状況が好転しているわけではありません。

 

すでにEU各国、北米などは自宅隔離が実行され、すべての動きがとまった状態で推移しているということだと分析します。

 

※この情報は2020年3月25日現在です。

 

 

2-1: アメリカの最新事情

 

 

配送関係

 

USPS、FedEx、UPSなど通常通り営業中

 

USPSは登録をすることでオンライン上で発送手続きをすることが可能です。

 

事前に手続きすることで、郵便局によっては専用窓口があり長時間並ぶことを避けることができます。
この機会に買付パートナーさんと相談されることをお勧めします。

https://reg.usps.com/entreg/LoginAction_input?app=GSS&appURL=https://cns.usps.com/labelInformation.shtml

 

買付関連ショップの営業状況

 

個人経営のセレクトショップ(実店舗)は州によって規制状況が異なるため、営業を継続している場合があります。但し、バイマ関連で買付をする大手デパート、ブランド直営店などの店舗は全土で閉鎖中です。

 

店舗閉鎖を行っているデパートやショップ:

●Saks Fifth Avenue: 3月18日からアメリカ、カナダの全店営業停止
●Neiman Marcus / Bergdorf Goodman:  3月18日からアメリカ内の全店営業停止
●Bloomingdale’s: 3月18日から31日までアメリカ内の全店営業停止
●Nordstrom:  3月17日からアメリカ、カナダの全店営業停止
●ブランド直営店: すべて閉鎖中
●セレクトショップ: 路面店は閉鎖中

 

3月25日現在で、下記ブランドの公式オンラインが閉鎖されています。

● Hermes エルメス公式サイト (3/20 3 PM以降のオーダーは営業再開後の発送予定)
●Berluti ベルルッティ公式サイト
●Patagonia パタゴニア公式サイト
●Net-a-Porter

 

デパート、セレクトショップ、ブランド公式等のオンライン店の多くは営業を継続しています。
但し、倉庫や配送担当部署の従業員削減の影響があり、配送に遅延が発生しています。

 

2-2: ヨーロッパの最新事情

 

前回から情報の変化が少ないのがEU各国です。

前回の状況は下記からご覧いただけます。

https://californiastory.jp/buyma_meetup_1/

 

配送関係

 

郵便局、FedEx、UPS、DHLなど通常通り営業中

 

<郵便局>

ヨーロッパ全体で、配達に遅延が起こっています。

 

<ドイツ情報>

 

郵便局発送手続きを事前にオンラインで行うことができます。送料も郵便局で直接支払うの比べ若干の割引きがあります。

買付けスタッフさんと相談されることをお勧めします。

 

ドイツの買付パートナーさんより、Social distancing (社会的距離)措置のため事前手続きをしていても1時間程度列に並んだとの報告が上がってきています。

このため、パートナーさんの安全を考え発送を週1回に集中させる方法に変更しました。買付パートナーさんがどの程度列に並ぶ必要があるのか聞き取りをし、今後の対応について相談することが重要です。

 

買付関連ショップの営業状況

 

前回から引き続き、路面店やデパート、ブランド直営店などは閉鎖されていますが、多くのオンラインショップは通常通り営業を続けています。


但し、イギリスベースの大手オンラインショップ「Net-a-Porter」が従業員の安全確保のため営業停止を決定しました。

今後、この流れに続くショップがある可能性もあります。急な閉鎖に慌てないため、仕入先の動向をサイトなどでしっかりと確認しておく必要があります。

 

 

2-3: 韓国・香港の最新事情

 

買付関連ショップの営業状況

 

日本と同じく、ブランド直営店やセレクトショップ路面店、デパートなどは通常営業を行っています。

 

配送関係

 

<韓国>

前回お伝えをした日本行きEMSの取扱についての情報が現地在住ショッパーさんから共有いただきました。

発送地の郵便局によってEMS発送ができる場合、取扱い中止と地域差があるようです。DHLに切り替えて発送対応することができますが、郵便局との送料差が大きいのがネックです。

買付パートナーさんに事前に最寄り郵便局の対応内容を確認されることをお勧めします。

 

<香港>

今日現在まで香港郵便局からは通常通り発送ができています。但し、入国制限および航空機発着に係る制限等に伴い遅延が発生しています。

 

2-4: トルコの最新事情

 

トルコ在住の買付パートナーさんから入ったばかりの情報です。(3月28日現在)

 

感染者急増のため、すべての国際線の運航が停止されました。

公用以外での外出禁止、県をまたいでの移動も禁止という大変厳しい措置も発動されているようです。

 

トルコでは当面の間、買付ができない可能性があります。
早急に買付パートナーさんにフォロー連絡をされることをお勧めします。

 

バイマプレミアムパーソナルショッパーとしての視点

 

 

本日、イギリスの大手オンラインショップ「Net-a-Porter」から倉庫スタッフの安全保護のため、すべての業務を停止するメイルがありました。

Hermesなども同様の理由ですでに公式オンラインショップの営業を停止しています。今後、営業を継続しているオンラインショップもこの流れに追随する可能性があります。

 

現地の情報をこまめに確認し、慌てることがないようにリスク回避の方法を事前に考えることが大切です。

 

 

3-1: バイマの全ショッパーが新型コロナの影響に泣いているわけではない事実

 

買付国、ショップが閉鎖し買付けができなくなりバイマ活動に危険信号がともっているショッパーさんも多いのではないかと思います。

 

私は正直にお話しをすれば、売上に関して対去年比で大打撃を受けています。

 

当初は新型コロナの影響で、バイマ市場全体の売上が鈍化していることに起因する結果、
私のアカウントだけではないから仕方がない、と分析していました。

 

ところが、所属コミュニティーや知り合いのショッパーさんと話をするうちに、残念ながら私の分析は単なる気休めであることに気が付きました。

 

新型コロナの影響下でも受注が入っているショッパーさんはいる

 

対昨年比で下記のような3つの傾向が見受けられます。

 

①昨年実績の50%以上の売上減で壊滅的な影響を受けているアカウント

②現状維持で推移しているアカウント

③昨年実績の20%ほどの売上減で持ち堪えているアカウント

 

この違いは何が原因で起こっているのでしょうか。

 

売れている価格帯とカテゴリーがある

 

②③のショッパーさんは少なくとも類似する価格帯の商品出品が中心のアカウントを運営している、
あるいは出品比率が高い、という仮説に行きつきました。

 

●新型コロナの状況下でも購買意欲が落ちない層
●新学期というシーズン的な購買目的

 

この2つの属性を持つターゲット層が好んで購入する価格帯を出品しているかどうか。

 

もしあなたのアカウントが①の状況である場合、一時期的な措置であっても
出品内容を見直してみることで売上の回復に繋がる可能性があります。

 

もうバイマで売れない・・・と諦めてしまう前に、アカウントを見直して売上増につながる行動を一緒に実行してみましょう。

 

 

3-2: これから起こる発送遅延の予測と対応

 

 

各国の最新事情でお伝えしたように郵便局などの配送機関は通常通り営業しています。

そうであれば発送は問題ない、と安心するのは危険です。

 

ヨーロッパ、アメリカ・カナダ方面から発送した荷物の遅延がこれから深刻になっていく可能性があります。

 

国際線の運航停止、減便が夏ダイヤ開始時期にあわせて世界中で大規模に始まる

 

各航空会社は、夏ダイヤとして3月最終日曜日から運行便数や新路線開設などを発表します。
今年2020年は3月29日に開始となります。

 

今年は何が起きているかと言えば、新型コロナウィルスの影響で3月29日を境に各航空会社の減便や運航停止が相次いで発表されています。

 

世界の国際線の56%が一時的措置として減便になることが予想されています。

 

アメリカ・カナダと日本間の国際便は約8割減

 

今までアメリカ・カナダと日本の間は、毎日50便以上の国際便が運航していました。

3月29日以降はこのうちの2割しか飛行機が飛ばないことになります。

 

例としてANAは毎日21便飛んでいた国際線が3便のみになります。しかもその3便も週3日のみに減便です。

 

国際線の減便で貨物が載せられなくなる

 

国際線の減便がショッパー活動とどう関係があるのか?と不思議に感じる方も多いのではないでしょうか。

 

私達が普段郵便局から発送をした荷物は、航空会社の国際線の貨物スペースを使い日本に送られてきます。

 

今まで飛んでいた国際線の80%(アメリカ・カナダ~日本間)が飛ばなくなるということは、荷物が載せられず空港で順番待ちをする日数が長くなるという状況になります。

 

これはアメリカの一例ですが、今まではスムーズに発送できていたヨーロッパ、北米からの荷物が3月29日を境にガラッと状況が変わる可能性が大です。

 

この情報を頭の片隅に置いて、出品ページやお客様対応の準備しておくことで予期せぬトラブルやクレームといったリスクを回避することに繋がります。

 

プロのバイマパーソナルショッパーとしての腕の見せ所です。

バイマを諦めてしまうことがないよう、一緒にリスクマネージメントでこの危機を乗り越えていきましょう。

 

 

 

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カリフォルニア在住の現役バイマプレミアムパーソナルショッパー。 誰もが知る”あの高級5つ星ホテル"のマーケティング経歴とMBAを活かし、アメリカで起業。 動物保護団体へのサポート支援を目標に、バイマで『最高月利280万円』『メンズ売り上げ第1位』、『3年連続月利100万円以上』の記録を継続中!。 会社員を卒業し、「今いる場所で実現したい自分にたどり着く」ため、自分の人生を自分でコントロールするアメリカ的BOSSライフスタイルを実行中。 ※※このブログの作者はAi@The Boss Life in Californiaであり、著作権は全てAi@The Boss Life in Californiaに帰属します。 ※※公式メルマガ Ai@バイマのBOSS ➡https://mail.californiastory.jp/optin

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