高値売りを実現するためのバイマアカウント基礎設計
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今回は、バイマのアカウント設計についてお話しをします。
バイマは登録をしてアカウントを設定した後、出品をすれば誰でもビジネスをはじめられます。このためアカウント設計と言われても、何をするのか?ピンとこないのが普通です。
出品、リサーチ、VIP交渉よりも安定して長く稼ぐための大切な基礎でありながら、その重要性が語られることはあまりありません。理由は、アカウントを設計するという概念が元々ないショッパーさんが多いためです。
私はプレミアムパーソナルショッパーとして数年にわたって、高値売りにより安定した売上、利益をあげています。
それを可能にしているは、「アカウント設計」をしっかりと行っているからです。
今回はアカウント設計をすることで、何故高値売りができるようになるのか、安定して稼ぐことができるようになるのかについてお伝えしていきます。
アカウント設計は何のためにするのか?
今のバイマはどんなにリサーチをつきつめても、多くのカテゴリー、ブランドはred Ocean状態です。
そこで生き抜くためにはライバルショッパーとの差別化が必須となります。
アカウント設計をすることで、レッドオーシャンという過酷な競争の群れから離れて1人スイスイと泳ぐことができる状態ができあがります。
価格競争を逃れ、高値売りで高利益を安定して稼ぐために、アカウントの設計が必須となります。
BUYMAで売るべきは商品ではない!?
お客様を呼び込むのは商品ではなくアカウントの個性
今のバイマ市場はただ商品を出品しても競争の波に飲まれて受注は思うように入ってきません。
リサーチやライバルショッパー分析をすることで売れる商品を出品し、売上に繫げることはできます。
ただこの方法では、毎日全力でリサーチを続けないとお客様のアクセスを維持することは困難になります。息切れして休憩をした途端に、売上がみごとに鈍化していきます。
商品という単体ではなく、あなたのアカウントがお客様を呼び込んできてくれたらどうでしょうか。
ターゲットとするお客様が求める価値を届けることができるアカウントは、大声を張り上げてセールスをする必要がありません。
価格競争とは別の方法で受注を上げていくことができる仕組みが出来上がっているからです。
価格競争に陥るアカウントの特徴
現在のバイマでは同じ商品やブランドを販売するショッパーが溢れています。
ただ商品を大量に出品しても、画像加工を変えても競争の波に飲まれて受注が入ってきません。
売れない時に一番簡単な解決方法である、安値売りに入り込んでいってしまうショッパーさんもいます。
安値売り市場は考える以上に過酷な競争が繰り広げられています。それにも関わらず一旦安値売りに入ると、そこから抜け出すことが段々と難しくなり、結果精神的に疲労してしまいます。
何故こうなってしまうのか?
価格競争に陥りやすいアカウントにはある共通した特徴があります。
それは、自分のアカウントの価値が安値割引き以外何もない、ということです。
差別化して高値売りができるアカウントの傾向
画像加工に手も加え、モデリングや売れている商品リサーチをして出品しても、最近ではライバルショッパーに差をつけることが難しくなっています。
みな同じことを考えているからです。
安値売りは差別化ではありません。
価格という差ができてはいますが、差別化の本当の意味とは全く別物です。
自分のアカウントがお客様にとって「他とは違う価値」をもつ存在になることで、安値競争の一団とは距離を置いて売上をあげることができるようになります。
アカウントの価値こそが本当の意味での差別化を生み出す基礎となります。
これができたアカウントは、安値販売のショッパーと同じ商品であっても、高値で受注をいただくことができるようになります。
アカウントの価値を高めるために欠かせないこと
アカウントの土台作りをする
アカウントの基礎設計「土台作り」をすることは、安定した売上を上げるためにショッパーが最初にすべき大切なことです。
例えば、家を建てる時にいきなり玄関のドアや壁の材質から決める方は少ないと思います。
まずは建てたい家のイメージを考え、間取りを決め、その後に細部を決めていくのが一般的です。
バイマのアカウントも同じ発想です。
アカウントの方向性となる基礎(土台)が定まらず、グラグラとしている状態では、その上にどんな手法を取り入れても売上の成長にはつながっていきません。
何故、土台作りが必要なのか?
手早く結果をだすために、「VIP割引仕入れ」「モデリングリサーチ」といった手法に頼りがちになることは多々あります。
手法はあくまで手法で、一時の売上に貢献してくれるだけです。トレンドが変われば今までの手法は使い物にはならないからです。
バイマでは周期的に売り方のトレンドが変わることがあります。
8年間ショッパーをしている間にも、市場が大きく変わった時期がありました。それでも私のアカウントは今も生き続けています。
アカウントの土台をしっかりと構築しているからです。
アカウントの“土台”となる部分をしっかりさせることで、バイマのトレンドが変わるたびに右往左往することはなくなり、安定した売上を上げ続けることができるようになります。
高値売りを実現するアカウント設計に必要な3つの要素
前回公開した記事「プレミアムパーソナルショッパーの高値売りを公開!」の中でお話しをした、高値売りを実現するための3つのステップのStep1「アカウントを設計する」を詳しく解説します。
マーケティングの4Pで価格競争を回避する
アカウント設計がしっかりとできていない状態で、戦術(方法論)ばかり取り入れても高値売りはうまくいきません。
あなたのアカウントが唯一無二の存在となるために欠かせないのがマーケティングの4Pという理論です。
Product: 商品戦略⇨バイマで出品するブランド・商品・サービス・画像など
Price: 価格戦略⇨出品価格・割引・セール
Place: 流通戦略⇨発送方法・発送国
Promotion: 販促戦略⇨割引クーポン・ショッパーポスト
このマーケティングの4つのPが調和することであなたのアカウントに個性が生まれます。
多くのライバルショッパーが同じ商品を安値で販売していても、あなたのアカウントが持つ価格以外の価値によって、価格競争に巻き込まれることなく売上をあげていくことができるようになっていきます。
私のお客様は誰なのか?を理解する
アカウントを設計する時に大切な要素は、お客様=ターゲットマーケットの設定です。
ターゲットとなるお客様像がを明確になっていないと、どこを向いてセールスをしているのか分からない状態になります。
その結果、ライバルショッパーとの競争に巻き込まれ、安値売りでしかお客様の目に留まることができないアカウントになってしまいます。
反対にアカウントのターゲットマーケットが決まることで、その層のニーズに合う価値を提供するアカウント設計ができていきます。
差別化された価値を提供できるアカウントでは、価格は問題ではありません。高値であってもそれが適正価格として受け入れられるようになっていきます。
ターゲット目線で4P戦略を考える
マーケティングの4Pの要素は、ショッパーであるあなたが戦略として決定していくものです。
とは言え、勝手に法則性もなく決めても意味がありません。
例えば、GUCCIを出品している場合、なぜ山ほどあるブランドの中からGUCCIを選んだのでしょうか?。
なぜ透かし画像をいれて加工しているのでしょうか?
なぜその価格設定なのでしょうか?
出品する商品、画像加工、お届けまでのサービス、すべてがあなたのアカウントを作る要素です。
そしてすべての要素は、ターゲット顧客層に「このアカウントから買いたい」と感じてもらう「価値」を提供することを基準に決定されるべきです。
4Pの整合性が合わない失敗例
マーケティングの4Pがバラバラの主張を持っていると、お客様は却って混乱してしまいます。
Product: CHANELのバッグ・透かし画像加工
Price: 高価格(二重価格表示)
Place: ブランド本店のあるフランスで買付け
Promotion: 割引クーポン
この出品は整合性がなく、ちぐはぐなメッセージを送っている典型です。
プライスとプロモーションが他の要素とバランスがとれておらず、意図したターゲット層とは違う層にむしろアピールをする結果となっています。
これは戦略がなく、売れているショッパーのモデリングをしただけで出品した、よくありがちな残念な例です。
「誰に」「どんな価値」を提供したいのか?。
アカウントの4Pの整合性を客観的に把握してみてください。
Aiの視点
今回、アカウント設計についての記事を書いたのには理由があります。
アカウント設計は、長くバイマで売上を上げる本物のショッパーになるためにとても大切なことです。
それにも関わらず、あまりにも情報が少なく、気が付くきっかけさえもたないショッパーが多くいらっしゃると感じたためです。
売り方や手法に頼る危うさ
バイマで売上げをあげるための手法・方法論は山のようにあります。
トレンドとして旬の売り方手法というのも、一定の周期で登場してきます。
8年間ショッパーをして感じたこと、それは手法は一時のものでしかないということです。
それをマスターしたからと言って、来年も同じように稼ぎ続けることができる保証はどこにもありません。
つまり、手法に頼ったショッパー活動をしていると、延々に手法探しをしていく状況に自分を置いてしまうということです。
手法のトレンドが変わった時に、置いてきぼりになる可能性が充分にあります。
これがショッパー登録数の多さに反比例して売上を上げ続けることができているショッパーが少ない理由の1つです。
トレンドに振り回されないショッパーを目指しませんか?
今回お話しをしたようにアカウントを設計するということは、土台を作りあげるということです。
地味な作業です。
手法のように手っ取り早く売上を(たとえ一瞬でも)上げる魔法ではありません。
それでも土台をしっかりと固めてアカウントを設計してください。
グラグラと安定感がないアカウントに、移り変わりの激しい手法だけを手あたり次第取り入れても、一時の売上アップで終わってしまう可能性があります。
しっかりと考えて設計したアカウントの上に、トレンドの手法を乗せてください。
それこそ最強のアカウントとして売上をあげていくことができるようになります。
お客様が納得する価値を提供し、高値売りがふさわしいアカウントを作り、長く稼ぐ本物のショッパーを目指していきましょう。
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